ご相談概要
都内でで10年以上営業しているレストランBは、常連客を多く抱えており経営的には安定しているそうでした。しかし、近年の競争激化と新規顧客の獲得に苦戦し、特に若年層の来店が減少しており不安を感じているとのことで、どのような方法が効果的かを相談いただきました。
ご相談の背景
B店は、地元の固定客には人気があったものの、新規顧客の開拓が課題となっていました。
特に、若年層の関心を引くための情報発信が不足しており、SNS等の利用で若年層にアプローチできると知り合いから紹介されても、長続きせず何度か断念していたそうです。しかし、新型コロナウイルスの流行で常連の多い高齢者層が減少したことで、危機感を覚えたそうです。
解決が必要な課題
・課題その1:SNSの活用不足
B店は公式SNSアカウントを持っていたものの、更新頻度が低く、フォロワーも少ない状態でした。
特に、魅力的な投稿内容や発信の仕方が分からず、効果的な運用ができていませんでした。
・課題その2:支払い方法が現金のみ
キャッシュレス決済を導入しておらず、若年層の利用ハードルを上げていました。
・課題その3:若年層に対する距離が遠い
高齢者層には親しみやすい接客をしていたものの、若年層に対しては積極的に話しかけることが少なく、心理的な距離が生まれていました
解決策
・施策その1:お客様にSNS投稿をお願いする仕組み作り
SNS運用の負担を軽減するため、お客様に写真を投稿してもらう仕組みを作りました。
具体的には、お客様に若い世代が来なくて困っている事を伝え、SNSで共有してくれたらドリンクサービスを行うアナログな手法です。これにより、苦手な意識のあるSNSを自分で更新する必要なく、露出を増やすことができました。
・施策その2:キャッシュレス決済の導入
若年層が利用しやすいよう、QRコード決済(PayPay)を導入。
この導入により、支払い時の利便性が向上し、現金を持ち歩かない若年層の来店ハードルを下げることができました。
・施策その3:若年層に積極的に話しかける接客の強化
高齢者層にはフレンドリーな接客をしていた一方で、若年層には積極的なコミュニケーションが少なかった点を改善。
具体的には、若年層に対しても「どうやってお店を知ったんですか?」など気軽な会話を取り入れ、リラックスした雰囲気を作ることや、逆にお店のお困り事を率直にお伝えし、お店側に貢献いただくこと。そして、お礼を伝える事。これにより、若年層からも自分がお店に貢献できている意識が高くなり、行きやすいお店としてリピーターの増加につながりました。
成果
施策実施後3か月で、B店のInstagramフォロワー数は3倍に増加。
SNS経由の来店者が増え、特に20~30代の若年層が新たな顧客として定着し始めました。
お客様にその場で投稿をいただくことで、継続的なSNSの更新負担を軽減しながら、投稿を見落とさない仕組みにもなっており、お店としてのSNS運用で実際に効果が出ることでモチベーションが上がる形にもなりました。さらに、キャッシュレス決済の導入とその周知により、これまで敬遠されていた層の来店が増加しました。そして、その若年層への接客を見直しお願いも行うことで、若年層リピーターの増加につながりました。
飲食店経営者の皆様へ
「若年層の集客を増やしたい」「SNSの活用がうまくできない」「キャッシュレス決済を導入したいが、どうすればいいかわからない」と感じている飲食店オーナーの方へ。
無理なく始められる集客施策を提案し、実際に成果につながる戦略をサポートします。
低コストで効果的に集客を強化したい方は、ぜひご相談ください。
店舗の魅力をより多くの人に届け、集客の悩みを解決するお手伝いをいたします。